モー娘。市井紗耶香出馬で甦る今井絵理子の「悪夢」と多過ぎる「共通点」
真の政治家と客寄せパンダの違い
政界きってのアイドル好きで知られる、立憲民主党の枝野幸男代表。党首の趣味も手伝ってか、来る参院選で野党第1党の目玉候補に担がれたのは元「モーニング娘。」の市井紗耶香氏(35)だった。しかし、彼女と同じく1990年代後半に活躍した“先輩客寄せパンダ”、今井絵理子議員の奔放過ぎる「活動」ぶりのせいで、早くも悪夢の再来が危惧されているのだ。
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〈選挙の日って ウチじゃなぜか 投票行って 外食するんだ♪〉
モーニング娘。の代表曲「ザ☆ピ~ス!」の一節である。とはいえ、かつて「モーヲタ」と呼ばれた熱狂的ファンたちも、まさか元メンバーが「投票される」側に回るとは想像すらしなかっただろう。
6月26日に比例区での出馬を表明した市井氏は、安倍なつみや中澤裕子に次いで98年にモー娘。へと加入。グループ絶頂期を支えた主要メンバーだ。
立憲民主党の地方議員のひとりが明かすには、
「発表の1週間ほど前、党の関係者と雑談している最中に“そういえば、モー娘。の初期メンバーって何人覚えてますか?”と尋ねられたんです。まぁ、時期が時期だから、その辺りを狙っているんだろうとは思いましたよ。ただ、実際に市井さんの名前を聞いた時は、よく擁立に漕ぎつけたな、と驚きました。枝野代表はとにかく“知名度のある女性候補”を探していたので、4児の母親でもある市井さんは、間違いなく“選挙の顔”になると思います」
元トップアイドルだけに、マイクを握る姿も堂に入ったもの。街頭演説デビューでは、蓮舫参院幹事長とお揃いの白ジャケット姿で登場し、真剣な表情で「子育て支援の拡充」を訴えた。
だが、冷ややかな視線を送るのは政治部デスク。
「正直なところ、彼女のウリは“子育て”くらい。党からも、それ以外の話題には触れなくていいと言われているようです。各地の選挙区に擁立した女性候補が軒並み苦戦を強いられるなか、元アイドルの知名度にすがりたい気持ちは理解できる。ただ、旧民主党と同じく、市井さん自身も迷走を続けてきましたからね」
市井氏が加入して以降、モー娘。は「LOVEマシーン」をはじめ大ヒットを連発する。さらに、彼女が参加した別ユニット「プッチモニ」もミリオンセラーを記録して、一躍、国民的人気アイドルとなったのだが、
「市井はたった2年余りであっさりとグループを卒業してしまうのです」
とは当時を知るスポーツ紙の芸能担当記者である。
卒業からまもなく、芸能界に復帰してバンド活動をスタートさせたが、
「そのバンドのギタリストと20歳で“デキちゃった婚”。引退宣言までしたのに、2人目の子どもを出産すると芸能活動を再開させました。その夫と2011年に離婚したかと思えば、翌年には美容師の男性と再婚して、2人の子どもを儲けています」(同)
結果、14歳の長女と、12歳の次女、6歳の長男に2歳の三女の「4児の母」となったのである。
ちなみに、仕事選びも迷走しており、昨年5月には幸福の科学出版が刊行する「ARE YOU HAPPY?」なる雑誌の表紙も飾っている。無論、芸能人がどんな雑誌に登場しようと構わないが、幸福の科学が幸福実現党の支持母体なのは周知の事実。しかも、
「“原発ゼロ”を目指す立憲民主党に対し、幸福実現党は“原発の再稼働・新増設の推進”を掲げている。政策ひとつとっても大違いです」(前出デスク)
市井氏本人は「過去を含めてご指摘の宗教団体の会員であるなどの事実はございません」と言うが、わずか1年後に立憲民主党から出馬するのであれば、さすがに仕事を選ぶべきではなかったか。
そんな市井氏の先行きが案じられるのは、
「元SPEEDの今井絵理子議員と共通点が多いからです」(先の芸能記者)
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