中日・与田監督の「お前」騒動 大先輩方も“過剰反応”指摘
改めて騒動をおさらいしておくと、中日の応援団はピンク・レディーの「サウスポー」の歌詞を、〈お前が打たなきゃ誰が打つ〉と替えて応援歌として使用してきた。これに対し、与田剛(つよし)監督(53)が「『お前』という言葉を子どもたちが歌うのは、教育上良くないのではないか」と指摘。その結果、応援団は7月1日、「サウスポー」の使用自粛を発表するに至ったのだった。
この事態を受け、ネット上では〈他球団の応援歌にも「お前」はある〉〈言葉狩りだ〉〈「お前」じゃなく「あなた」ならいいのか〉等々、批判が殺到。ついには、天下の朝日新聞が〈歌詞「お前」は失礼/中日の応援歌自粛〉と題して報じる社会現象にまで発展した。
こうして、さだまさしも名曲「関白宣言」を〈♪ラララを嫁に~〉と歌わざるを得なくなるのか、という心配が頭をよぎる今日この頃を迎えているわけだが、所詮、プロ野球の応援歌とはビール片手に贔屓(ひいき)のチームにエールを送る一種のお囃子(はやし)。そもそも「品」が求められるべきものなのか。
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