オウム死刑執行から1年…未亡人が明かす、新実智光が綴っていた「麻原彰晃との決別」
オウム「新実智光」「土谷正実」未亡人が明かした最期の肉声(1/2)
類を見ない規模で死刑が執行されたのは、平成最後の夏となった昨年7月。それから1年を機に、オウム真理教死刑囚の未亡人2人が夫の最期を回想した。かつての“忠臣”は麻原と決別し、サリンを作った化学者は再審請求を拒否し……。語られなかった「最期の肉声」。
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13人の死刑囚の中には、自ら事件を「悔悟」し、世に残した者もいれば、黙して語らずを貫いた者もいる。雄弁と沈黙――どちらを選ぶべきか、捉え方は人それぞれであろうが、以下に紹介するのは、その「後者」の部類に入る人物である。...