塩村文夏「野次セクハラ」被害者なのに女性に嫌われるワケ

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女の敵は女

 塩村氏の「女難」はそれだけに留まらない。

「現在、無所属の柿沢未途代議士は立憲民主に秋波を送っているため、本来は塩村さんを応援する立場。ただ、彼の妻の元都議は、みんなの党で同僚だった頃から塩村さんと犬猿の仲なので、マトモな支援を得られないそうです。また、立憲民主で東京4区の総支部長を務める井戸正枝元衆院議員も、彼女に冷淡な態度を見せているとか」(同)

 井戸氏のツイッターを覗けば一目瞭然だ。

 JAXA職員の水野素子氏が国民民主党から東京選挙区への出馬を表明した際には〈党は違えど、JAXA愛を共有する者として頑張ってほしい!〉(5月23日付)と、あろうことか塩村氏の対抗馬を応援。

 さらに、塩村氏の選挙ポスターの束の写真を載せたツイートには、〈毎度のことながら大量の単純作業 瞑想の時間っすな〉(6月30日付)という身も蓋もないコメントが添えられる。

「女の敵は女」と言うけれど、よくぞここまで嫌われたものである。

 とはいえ、この程度で挫けるような「鼻っ柱」では、波乱の選挙戦での勝利など望むべくもないのだ。

週刊新潮 2019年7月11日号掲載

特集「参院選『7人の女戦士』にクレオパトラの鼻っ柱」より

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