塩村文夏「野次セクハラ」被害者なのに女性に嫌われるワケ
女性候補は大きくふたつに分けられる。女に好かれる候補と、女に嫌われる候補だ。その意味で、塩村文夏元都議(41)は間違いなく後者に該当するだろう。野次セクハラの被害者として知られる彼女は、しかし、なぜか「女の敵」扱いされ続けているのだ。
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丸川珠代氏の独走状態が伝えられる東京選挙区で、当落線上にいるのが立憲民主公認の塩村氏である。
政治部デスクの解説によれば、
「大混戦とはいえ、前回もトップ当選の丸川に加え、組織票が見込める公明の山口那津男、共産の吉良佳子も底堅い印象。現職の武見敬三や、勢いのある山本太郎も当選圏内です。立憲民主からは元朝日新聞記者の山岸一生も出馬するため、6議席を争う戦いは最後まで予断を許しません」
となれば、まずは選挙戦に集中したいところだろうが、都議時代に「早く結婚したほうがいいんじゃないか」などと野次られて知名度を上げた塩村氏には、いまもトラブルのタネが尽きないようだ。
彼女への憤りを隠さないのは国民民主党の関係者である。
「そもそも、塩村さんはうちの衆院広島3区の候補に内定していた。それなのに、今年1月にいきなり立憲民主党に鞍替えして参院選に出馬すると言い出した。親身になって応援してきた地元の支援者がそれを知ったのは発表の前日ですからね……」
仁義なき鞍替え劇で不興を買ったかと思えば、参院選を前にこんな騒動も。
「女性議員や弁護士に着払いで下着や健康食品を送りつける嫌がらせが相次ぎ、今年2月に被害女性たちが会見を開きました。被害者のひとりだった塩村さんも彼女たちと関わっていたのですが、意見が対立して距離を置かれてしまった。その後、彼女たちの一部から立憲民主の議員に“塩村は公認候補にふさわしくない”と暗に公認の取り消しを求める圧力が掛かったのです」(政治部デスク)
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