「宮迫博之」の闇営業問題で最後に残ったナゾ、復帰への道筋は見えず……

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一貫して宮迫を批判した松本人志

 宮迫の謝罪ツイートに対し、すぐさまネット上では疑問や異論が相次いだ。まず注目を集めたのは、宮迫が自分で謝罪文を入力せず、誰かが作成した“文例”をスクリーンショットし、画像としてアップしたのではないかとの疑惑だった。

「ツイートには不自然なカギカッコがあったことも疑問視されました。“文例”を作成した人物が『こんな感じで書いてください』と示すためにカギカッコを付けたという推測が飛び交ったのです。おまけに隅に不自然な色が残っており、『LINEの画面を写し取った跡だ』との指摘もありました」(同・記者)

 世論の批判は続き、宮迫は沈静化させる必要を感じたのかもしれない。更にツイートを重ねる。

「宮迫さんは『ツイッターで長文を乗せる方法が分からず、勧められた方法で載せたら、コピペってやつに思われてしまった。アナログ人間ですいません』とツイートしました。これで弁解したつもりだったのだと思いますが、『“勧められた方法”という文言に責任転嫁を感じる』と逆効果になってしまいました」(同・記者)

 世論が「本当に宮迫は反省しているのか」との疑問を強めていく中、6月24日に吉本興業が「会合への参加により一定の金銭を受領していたことが認められた」と発表。宮迫の嘘が決定的な事実となり、世論の怒りは頂点に達した。

 デイリースポーツは7月8日(電子版)、「たむけん 宮迫と毎日電話『家にずっといる』『反省の日々』…近況明かす」と報道。宮迫が真摯に反省していることを伝えたが、この記事に対してSNSなどの反応は良くない。依然として厳しい論調が圧倒的だ。

 一方の民放キー局は相次いで、宮迫が出演していた番組を打ち切らず、存続させる方針を示した。つまり宮迫が謹慎で反省を示し、充分な“社会的制裁”を受けた暁には、テレビに復帰するという余地を残したことになる。

 バラエティ番組の制作スタッフは「確かに、復帰の可能性はありますが……」と認めながらも、「視聴者の皆さんを納得させるのは、並大抵のことではないでしょう」と漏らす。

「興味深いことに、この“闇営業問題”で松本人志さん(55)は一貫して宮迫さんを批判してきました。当初の『ギャラはもらっていない』という弁解を『何らかのお金は多分、出ていると思う』と一蹴。不倫問題を『オフホワイト』で逃げ切った悪影響も指摘し、最終的には吉本興業は『クビでいい』とまで断言しました。松本さんの発言を支持している視聴者は多いでしょう。宮迫さんの復帰には相当なハードルが存在します」

 現状で、世論はもちろん、番組制作の現場スタッフも宮迫の復帰を歓迎はしないだろう。なぜなら、宮迫の行動には依然として“謎”が残っているからだ。

「宮迫さんがギャラをもらっていたことが明らかになったので、視聴者は『宮迫はギャラの出る仕事だと分かっていたのではないか』という新たな疑問を抱いています。実際、あの席で知名度の低い芸人は、完全に事務所を通さない“直営業”として仕事をしていたのは間違いありません。宮迫さんは入江さんに頼まれて出席したと説明しましたが、最初からギャラをもらえる仕事だと分かっていたのか、知らずに行って後でギャラをもらったのかは今も不明です」(同・制作スタッフ)

 いまだに世論が批判的なのは、宮迫が全てを自らの口で説明してないからだ。宮迫の復帰を地ならしするためには、記者会見は必須だという。

「ワタナベエンターテイメントのザブングルの謹慎期間は8月末までで、熊本で約1ヶ月間、介護ヘルパーのサポートといったボランティアをすると報じられましたが、それでも『単なる夏休みだ』と批判が出るほど世論の目は厳しい。宮迫さんが記者会見を開き、視聴者の疑問に答えてくれなければ、テレビ復帰はまず無理でしょう」(同・制作スタッフ)

週刊新潮WEB取材班

2019年7月13日掲載

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