元格闘家「須藤元気」が立民から参院選に出馬、自著で告白した“恥ずかし過ぎる過去”

国内 政治

  • ブックマーク

名前を売る大きなチャンス

 須藤氏は、いつか行われるであろう対宇野戦のことを視野に入れながら、自分の癖がばれないように、普段ではやらないようなアクロバティックな技を駆使した。宇野選手に勝利すれば名前を売る大きなチャンスと考えたのだ。

 その直後、宇野選手との試合が舞い込んできたという。

〈宇野選手は、僕の策略を想像だにしていない様子で、むしろ格闘技専門誌で「彼の弱点はすべてわかっています」ということを言った。その記事を読んだ瞬間、僕は思わず勝利を確信した。先に仕掛けておいたトラップに、見事に引っかかってくれたからだ。試合の結果は、一本こそ取れなかったものの、60対54で判定勝利。特に3Rはほとんど宇野選手に何もさせず、完封という形で勝利を決めることができた。ちょっとずるいかもしれないが、戦いとはそういうものだ〉

 何かを成し遂げるためには手段を選ばない須藤氏。参院選ではどんな“WE ARE ALL ONE”の精神を見せてくれるのだろうか。

 尚、須藤氏に取材を申し込んだが、回答は得られなかった。

週刊新潮WEB取材班

週刊新潮 2019年7月8日掲載

前へ 1 2 3 次へ

[3/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。