さらばTBS「小林豊アナ」、最後のラジオ放送で出水アナもナイツも号泣を再現
TBSの小林豊アナ(53)が吠えた、と話題になっている。7月1日付でアナウンス室からの異動が決まり、アナウンサーとして最後の生放送で恨みぶしを炸裂させたというのだ。さらに、共演のナイツも号泣したとも……。一体どんな状況だったのか、どうやらただの恨み節でも、お涙頂戴でもなかった。見事な三段オチを再現してみよう。
***
速報羽生結弦との「105日離婚」から1年 元妻・末延麻裕子さんが胸中を告白 「大きな心を持って進んでいきたい」
小林アナといえば、日焼けした肌と短髪がトレードマーク。89年の入社以来、「関口宏の東京フレンドパークII」や「アッコにおまかせ!」などを担当。気象予報士の資格も持ち、ニュース番組では天気予報も担当した。TBSアナウンススクールの講師も務める、アナウンサー歴30年のプロである。
最後の舞台となったのは、6月29日の「土曜ワイドラジオTOKYOナイツちゃきちゃき大放送」(TBSラジオ:午前9時~午後1時)。パーソナリティはナイツ(塙宣之・土屋伸之)、アシスタントを出水麻衣アナ(35)が務める番組の、レギュラーコーナー「小林豊のTOKYO潜入大作戦」だった。
この日、小林アナは都内の遊園地「としまえん」のプール開きを中継した。だが、東京はあいにくの雨。唯一見つけた親子連れの客に、ひとしきり話を聞くが、それだけでは間が持たない。としまえんの歴史、その名の由来などを紹介し、これまで5回も取材をしてきた「としまえん」広報の宮内さんにお礼を言いつつ、他の客を探すして歩いたのだが……。
小林:さて、今、本当にお客さんがまったくいなくなりました。困りました。
ナイツ塙:いやー、いつもの中継じゃないですか。人がいなくなるのは。
土屋:あったな、そういうことも。
小林:そうです。結局、こういうことばっかりをやりたくて、これが面白いということが(豊島園広報の)宮内さんもわかっていくれていて、一部の方には支持されていましたが……出水さん、そんなわけで時間も余りましたので、お別れをここで言っておきます。
出水:えー、やめてくださいよ。まだ12時前じゃないですか。
――そう、いつもなら午後にもまだ、小林アナの出番はあるのである。だが、構わず、話し始める。
小林:あのー、たぶん、えっと、これ言っていいのかわからないんですが、異動になりまして、私。会社を辞めるということではなくて。
塙:小林さんが、アナウンス部から異動すると言うことですか?
小林:そうなんですよ。まさに、これで廃業と言うことなんですけれど。今しゃべっているところで。たぶん、出水さんと一緒に放送出られるのはこれで最後なので。
出水:小林さん、やめて下さいよぉぉ(早くも涙声)。
――これより、小林アナとナイツ(スタッフも含む)が出水アナを泣かせにかかる。まずはBGMにオルゴール、いきものがかりの「ありがとう」が流れ始める。
小林:たぶんもう、出水さん、会社で会っても、俺もうアナウンサーじゃないから、アナウンサーのことわからなくて、あなたともう話が合わないと思う。だから会社で会ったときに、絶対に声をかけないで欲しいと思うんですよね、僕に。無視して!
出水:そんな冷たいこと言わないで下さいよ、小林さーん。
塙:そのくらいの関係でいかないと、いけないと言うことですよね。
小林:本当に影ながら応援していますよ、頑張って欲しい!本当に。
出水:何でそんなこと言うんですかぁぁ(鳴き声)。
塙:出水さんも本当に頑張ってますよ。ぼくらも出水さんに助けられてますし、その出水さんを支えてくださっているのは小林さんですし……。
出水:なに!このオルゴール、やめてください!(泣き叫ぶ)
小林:出水さん、本当に、出水さんと一緒に働いてきて、次の職場でもこの人と一緒に仕事してきたんだって言わせてもらおうと思うんですよ。だからずーっと頑張って欲しいなって思いますけど。
出水:また戻ってきていただけると私は信じてますので。
小林:いえ、あのーこれが今生の別れ……(と、突然声を上げて)えーと今、流れるプールの親子が戻ってまいりました! 「一周してみて、どうでしたか?」
塙:……ツナギのトークみたいになっちゃった。
出水:私の涙を返せっ!
小林:(取材を続けて)「寒くない!?それはちょっとねえ、あなた、体がおかしくなってきているんだと思います。風邪引かないように」今日はオープンで、ほとんど貸し切り状態という、今お客さんが3人。あ、正面から女の子2人組プラスお父さん!「TBSラジオ『土曜ワイド』ですけど、今日はどこから来たか教えて下さい」
――新たに3人を相手にインタビューを続ける小林アナ。
出水:中継の中盤に必ずなんか聞き応えのある方が出てくるのが、小林さんの中継の醍醐味でしたよね。
塙:ありがとうございます。小林さん、12時台、最後の中継がございますので、よろしくお願いします。
[1/3ページ]