薬物乱用、性接待…「BIGBANG」の所属事務所がスキャンダルまみれで崩壊寸前

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決定打を放った元アイドル練習生

 そして決定打は、6月12日に浮上した新たな薬物問題。BIGBANGの弟分にあたる男性グループiKONのリーダーB.Iが、2016年にLSDを購入していた疑いだ。同時にYGエンタが容疑の隠蔽を図った疑惑も提起され、社会の非難がいっそう高まった。

 YGエンタは同日のうちに、B.Iとの契約解除とグループ脱退を発表。だが回復途上の株価がまた急落するなど混乱は収まらず、トップ2人の辞任で収拾を図ったわけだ。

 この致命的な情報をリークしたのが、24歳の元アイドル練習生ハン・ソヒ。2017年6月にBIGBANGメンバーのT.O.Pが大麻で書類送検された際、一緒に吸引していたとして摘発された女性だ。2人はともに、執行猶予つきの有罪判決を受けた。ハンはその後もトップアイドル並みの美貌とSNSでの過激発言などで、メディアをにぎわし続けている。

 現地メディア報道によると、ハンは2016年8月に薬物絡みで逮捕された。警察は押収した携帯電話のメッセンジャーアプリを通じて、B.Iがハンから薬物を入手するやり取りを確保。ハンも1~2次調査で、B.IにLSDを届けたと陳述した。ところがハンは3次調査で陳述を翻し、B.Iの薬物入手を否定。そして警察もなぜかその後、B.Iに関する調査を止めてしまったという。

 自分に陳述を翻すよう強要したのがヤン・ヒョンソクであり、B.Iは不正に司法の追及を逃れた――。弁護士を通じてこうした告発を行ったのが、ハン自身だ。アイドルを目指していたハンは当時ヤンに呼び出され、「お前を破滅させるのは簡単だ」「(自分は)調書を全て見ることができる」などと言われたという。一連の経緯を巡ってはまた、別のYGエンタ所属グループWINNERのメンバー、イ・スンフンの名前も飛び出した。イはハンとヤンの仲介役を務めたとされ、B.Iの容疑もみ消しに加担した疑惑が持たれている。

 京畿道南部地方警察庁はこの問題を受け、6月24日の会見で「刑事課長をリーダーとする専門チームを設け、提起された疑惑を徹底的に調べる」と宣言。同警察庁は今年に入って元JYJのパク・ユチョンなど芸能界の薬物汚染問題で相次ぐ成果を上げており、今回の疑惑についても真相解明が期待されている。

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