新潟・山形地震、熊本地震等を予測した東海大教授が作成した「地下天気図」とは?
1962(昭和37)年1月、東大の科学者らが中心になって作成した「ブループリント」という文書がある。
全国に観測網を整備することによって10年後には地震予知が実現できるという内容だ。いわば、ここから我が国の地震予知の研究が始まったわけだが、以来57年、いまだに実現できていない。「地震予知は不可能」という諦観が広まるなか、新たな手法で前兆を知ることも不可能ではないと主張する研究者もいる。
マグニチュード6・7の揺れが新潟・山形の沖合で発生したのは6月18日のこと。...