小川彩佳「news23」がとうとう視聴率3%台で、大江麻理子「WBS」に抜かれる日

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雨宮、大江との違い

 幸いにして、地震の被害は少なかったため、ドラマの再開を願った人もいたかもしれない。しかし、主演の吉高由里子(30)が即座にTwitterで〈娯楽は命あってのお話です 被災地の方 どうかどうか ご無事でありますように〉と、番組の中断に理解を示したことで、ネットが荒れることもなかった。ともあれ、真っ先に特番に切り替えたNHK(22:23~23:00)だって12・0%だったのだから、小川アナ、なかなかやるじゃないか。

「ただ、それが弾みにはなりませんでした。その後は3%台の数字も出ています。いくら夜11時からのニュース番組でも、これはヤバい。同じく11時からの『WBS』(テレ東)だって、2%台後半は取りますからね。『WBS』のキャスターは、朗らかな笑顔がオジサンに人気の大江麻理子アナ(40)です。この期を逃すまいと最下位脱出を狙っているでしょう」(同・民放プロデューサー)

 なぜ視聴率は落ちてしまっているのか。

「仕事を終えて自宅でくつろごうとしているオジサンたちには、あの冷徹な美貌では気が休まらないんですよ。緊急特番のような時はいいのですが、通常の放送ではかえって疲れてしまう。そして、彼女の鼻っ柱の強さを、視聴者もうすうす気づいているのではないでしょうか。彼女は初回の視聴率が思ったほどでもなかったことを知って、スタッフを前にこう啖呵を切ったそうです。『必ず結果を出します。もし、それでも不本意なままの数字なら、どうぞ私を切り捨ててください。そのために、私はこれからも正しいと思ったことは、どんどん発言していきます』と。こうした自己主張の強さが、『報ステ』では富川アナとの確執を生み、その後のAbemaTVのニュース番組『AbemaPrime』でもスタッフと上手くいかなかった原因と言われています。そうでなければ、いくらテレ朝を辞めたからといって、すぐに『報ステ』の裏番組のMCに就任なんてことはしません。TBSの上層部にとっては、若くて美人でハッキリものを言える子、と思われているかもしれませんが、現場で愛されるキャラクターではない。そこは美人で賢いのに、ちょっと天然でバラエティもできる、前任の雨宮塔子アナ(48)やテレ東の大江アナと大きく違うところです」(同・民放プロデューサー)

 となれば、『news23』も降板ということになるのだろうか。

「いやいや、それは当分ないでしょう。小川アナのギャラはそれほど高くないので、OGとはいえフリーアナだった雨宮アナの時よりも制作費は減っています。また、TBSには『news23』以上に大コケしている番組がある。平日朝に続けて放送されている情報番組、夏目三久アナ(34)の『あさチャン!』と、国分太一(44)と真矢ミキ(55)、そして堀尾正明(64)の『ビビット』です。しかし、『あさチャン!』については、TBS念願の『半沢直樹』の続編が決定したことで、主演の堺雅人(45)と同じ事務所にいる夏目の番組はしばらく続くでしょう。『ビビット』を10月改編で打ち切りにすれば、大鉈を振るったと社内的にも社外的にも見せることができますから。『news23』は小川アナの隣に、第2の筑紫哲也(1935~2008)のような人を持ってくることで、テコ入れするのでは……」(同・民放プロデューサー)

週刊新潮WEB取材班

2019年7月2日掲載

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