岩屋防衛相の“防衛力”に疑問の声、韓国国防相と満面の笑みで握手

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 金融庁の“2千万円レポート”に続いて、イージス・アショア配備計画の調査データに誤りがあった問題が発覚し、窮地に立たされている安倍政権。住民説明会での防衛省職員の居眠りまで露呈して、泣きっ面に蜂、なのだが、肝心の防衛大臣はどこか心もとない。

 政治部記者によれば、

「この17日には岩屋毅防衛大臣自ら、配備予定地の秋田市に入り説明と謝罪をしました。ただ、その後のぶら下がり取材に岩屋さんは“住民の方々にしっかりと説明していく”と繰り返すばかりで、失言しないようにという意図しか感じませんでしたね」

 安全運転に終始したのにはワケがあったようで、

「岩屋さんは、5月31日から6月2日までシンガポールで行われたアジア安全保障会議に出席。この際、韓国の国防相と非公式会談に臨み、昨年起きた火器管制レーダー照射問題について協議したんですが、結局、平行線に終わったのです。ところが、その直後に岩屋さんと韓国の国防相とが満面の笑みで握手を交わす写真が出回ったものだから、身内の自民党議員からも批判の声があがったのです」

 そもそも大臣の器なのかどうか、とまで言うのは自民党関係者で、

「安全保障やカジノに精通してはいるのですが、当選8回でようやくの初入閣。滞貨一掃人事と言われたクチですから」

 その理由はというと、

「政治的駆け引きの力量に疑問あり。磊落(らいらく)な性格は良いのですが、ヒソヒソ話が不得手で、国会の廊下で密談もできない。支援者の前で“カジノにギャンブル依存症対策なんていらないんですよ、はっはっは”と平気で言ってしまうようなタイプです」

 スキだらけでは防衛大臣も務まるまい。

週刊新潮 2019年6月27日号掲載

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