キャリア官僚が覚醒剤に溺れざるをえなかった理由 元警察官僚、古野まほろ氏が分析

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 経産省と文科省、中央官庁のキャリア官僚が立て続けに覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された。職場で常習的に覚醒剤を使用していた疑いが強く、世間に衝撃を与えた。元警察官僚で霞が関でも勤務した作家・古野まほろ氏にキャリア官僚の職場環境について話を聞いた。

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――今回の経産省と文科省の事案だが、元キャリア官僚としてどのように考えるか。

「まず、両事案の時系列としては、4月27日、経産省の28歳のキャリア官僚が、覚醒剤が入っていた国際郵便を受け取ったとして……泳がせ捜査だったが……麻薬特例法違反で検挙されたのが最初となる。...

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