秋篠宮殿下の“炎上会見” 親子断絶だけじゃない、周囲を困惑させるもう一つの問題点
〈私は娘から話を聞いておりませんので、どのように今なっているのか、考えているのかということは、私は分かりません〉――。眞子さまのご結婚の行方について、秋篠宮殿下がこう述べられたのは、ご夫妻で臨まれた6月21日の会見でのことだった。親子間の断絶を窺わせるこのご発言が、現在、波紋を呼んでいる。そして同会見での別の“ご主張”もまた、関係者の困惑をまねいているのだ。
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会見では、秋篠宮さまの上記のご発言を受け、紀子妃殿下も〈(秋篠宮さまと)同じでございます〉と事態に進展がないことを、言葉少なに述べられた。かねてより囁かれていた親子間の断絶の噂がはからずも現実であることが露呈した格好だ。
会見翌日には新聞各紙が〈秋篠宮さま「娘から聞いていない」〉(読売新聞)、〈眞子さま結婚「分からない」〉(日本経済新聞)などの見出しをつけてこれを報じたほか、ネットでは〈子を持つ親としての責任は〉〈まるで他人事では〉と批判的なコメントが数多く散見される。さながら“炎上会見”の様相を呈してしまったのである。
結婚問題が生じた背景に、従来の皇族とは一線を画す“秋篠宮さま流”の教育方針の存在を指摘する声は少なくない。そんな“我流”を貫く秋篠宮さまの在り方について、会見では、記者団から暗に疑問が投げかけられていた。27日からご夫妻が臨まれる令和初の外国訪問にあたって、“民間機”をご利用される点についてのことである。
今回、羽田からドイツを経由し、最初の訪問国ポーランドへ向かわれるご夫妻。そのすべてで、政府専用機ではなく、民間航空会社の定期便を利用されるとのことなのだが、
「民間機は、たとえば天候や機体のトラブルで飛ばなくなれば別の便への振り替えとなり、スケジュールの変更を余儀なくされます。相手国の招きで訪問する際、トラブルが起きたので遅れますとなれば、先方にも失礼となりますし、また警備上も支障をきたします」(宮内庁担当のベテラン記者)
警備上の負担、乗り合わせる一般客の緊張も想像に難くない。“先方”との関係でいえば、こんな指摘もある。
「専用機での訪問は、相手国への“大事な人を送り出しています”というメッセージでもある。専用機に乗れる立場のVIPがわざわざ民間機で来ると聞けば、我が国は軽んじられているのかという誤解を与えます」(さる外務省OB)
民間機を利用される理由について、秋篠宮さまは〈市民生活に何か不都合なことが起こる、それは避けたいなというふうに思っております〉と、特別扱いによって生じる負担を避けたい思いを明かされてもいる。とはいえ、各方面にさざ波を立てた今回の会見。6月27日発売の週刊新潮で詳しく報じる。