「なつぞら」出演の貫地谷しほり、「スパイラル」で共演・玉木宏に頭が上がらないワケ
このところ何かと話題となるテレビ東京の月曜・夜10時のドラマ枠“ドラマBiz”。第5弾となる「スパイラル~町工場の奇跡~」は、最終話の平均視聴率が4・3%(ビデオリサーチ調べ:関東地区)を記録。同作では最高視聴率で幕を下ろした。
玉木宏(39)演じる企業再生家が、倒産の危機に陥った町工場を建て直していくストーリーだったが、その町工場を経営する浅子を演じた貫地谷しほり(33)は、かつて玉木により再生されていたという――。
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NHKで07年にドラマ化され、数々の賞を受賞して映画にもなった、真山仁・原作の経済小説「ハゲタカ」。昨年はテレビ朝日でもドラマ化されたが、そのスピンオフ作品「ハゲタカ4.5 スパイラル」を原作にドラマ化したのが今期のテレ東だ。
これまでの作品と比べて、最高視聴率4・3%は誇れる数字とは言えないだろう。ただし、ここはテレ東である。製作会見では原作の真山氏自身がこう語っていた。
「よくこんな地味な小説やるなと思いましたよ。そういうのばかり選ぶよね、テレ東は」
NHKでは柴田恭兵(67)、テレ朝では渡部篤郎(51)が演じた、メガバンクのエリート社員から企業再生家に転身した芝野健夫を演じたのが玉木だ。天才発明家と呼ばれた経営者が亡くなったことで、町工場に危機が訪れる。その娘(貫地谷)とともに、建て直しを図る芝野だが、そこに外資系ファンドが現れて……。
現在、NHKの朝ドラ「なつぞら」にヒロイン・広瀬すず(20)の同僚として出演している貫地谷だが、テレ東の連ドラには初出演。その思いをこう語っていた。
「近年たくさんの面白いドラマを送り出しているテレビ東京の作品に出られることを光栄に思います」
さらに、玉木については、
「玉木さんはとてもドシッとしている方で、こっちの多少の揺れなどものともしない頼れる座長です。今回も安心して現場に入れる信頼感でいっぱいです」
別のインタビュー記事にも、
「ぶれない、どんな時もやりきる人だなっていう印象があります。むちゃな演出の場面も玉木さんはやり切るので、見ていてすがすがしいです。恥ずかしいものを恥ずかしいと思ってやってしまうと、見ている方も恥ずかしくなってしまうものになるんですけど、そういうところがないかな」(日刊スポーツ:19年4月28日)
なんだか、ただの共演者とは異なり、絶大な信頼を寄せているようなのだ。あるドラマプロデューサーが語る。
「そうなんですよ。彼女の玉木さんへの信頼は、絶大だと思います。芸能界で芽が出たきっかけが似ていることもあって、話しやすかったのかもしれません」
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