巨人、投手コーチ3人体制で露呈した首脳陣の亀裂、水野雄仁コーチは戦々恐々?
2014年以来のV奪還を目指す巨人の内部に不穏な動きが出ている――。
それは5月末に行われたコーチの配置転換がきっかけだ。三沢興一・2軍投手コーチが1軍投手コーチに格上げとなり、1軍の投手コーチは、宮本和知・投手総合コーチと水野雄仁・投手コーチの“3人体制”となった。その理由は、「投壊」=防御率の低迷である。3、4月は3.54だったが、5月に入ると4点台に悪化してしまったためだ。
こうした現状を打開すべく、異例ともいえる球宴前の「投手コーチ3人体制」で、難局を乗り切ろうと考えた原辰徳監督だったが、宮本コーチと水野コーチの関係がそもそも良好だと言える状況ではなかった。...