山口智子が23年ぶりにフジ月9出演も「浦島太郎」状態

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 久しぶりの“帰郷”に懐かしさを感じたようだ。

 山口智子(54)が「ロングバケーション」以来、23年ぶりにフジの月9に戻ってくる。7月クールのドラマ「監察医 朝顔」への出演が決まったのだ。本人も〈幼なじみに再会したような、正月に実家に帰ったような、ほっとする親近感を覚えます〉とコメントを発表。

 長い間、女優業から距離を置いていた山口だが、最近は積極的にドラマへの出演を果たしている。

「昨年、22年ぶりに木村拓哉と共演し、現在放送中の朝ドラ『なつぞら』にも出演中。ただ彼女の演技は、あまりにもトレンディ感が残っていて、今の若い子には違和感が強いと思いますよ」(ドラマウォッチャー)

 今回の月9出演はそういったレッテルを剥がすため、という見方もある。

「山口の役どころは、主人公に頼りにされる主任教授役なんですが、原作の漫画ではかなり癖の強いキャラ。過去に演じたことがない役柄なので、スイッチを入れて振り切った演技さえすれば評価は高まる。癖の強い役は役者には、意外と演じやすいですからね」(同)

 今回の月9は医療ドラマで、そもそも山口の役柄には恋愛エピソードすらない。月9は王道ラブストーリーのイメージが強かったが、

「この1年で様変わりしました。視聴率欲しさに刑事ドラマや医療ドラマを増やし、恋愛要素は極力抑えるのが主流です。そもそも山口が戻っても故郷の面影はないといえますね」(同)

 浦島太郎な月9女王の演技に注目だ。

週刊新潮 2019年6月20日号掲載

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