著名人の熟年離婚20選、72歳「ビートたけし」は結婚から36年の離婚で第4位

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女性が再婚するケースは稀?

 度重なる浮気が原因で妻や子供と絶縁状態に陥ったのが山城新伍(1938~2009)だ。女癖の悪さから東映で同期だった花園ひろみ(78)と66年に結婚し85年に離婚。再婚を懇願して91年に実現するも、一向に行動が改まらなかったことから99年に再び離婚されてしまった。

 山城は2009年に死去するが、例えばサンスポは、元妻や子供との絶縁状態が解消されなかったこと踏まえ「山城新伍さん、悲し遺言『2人には伝えるな』」の見出しで報じた。

《関係者によると、山城さんは、元妻と娘への訃報の知らせを拒んでいたといい、「2人には伝えるな」との“遺言”を残していた。

 糖尿病で車イスの生活を余儀なくされていた山城さんは昨年6月ごろ、町田市の特養老人ホームに入所。同年秋、「週刊文春」の取材に「面会には昔のマネジャーと弟がふた月にいっぺんぐらい来るけどね。そうじゃないと寂しいじゃない」「ここが終の棲家」などと語った。この記事が掲載された後も、花園と南(註:長女の芸名)が見舞いに訪れることはなく、山城さんはそのことを恨んでいたという。(略)結局、父娘関係も、元夫婦の関係も修復することはなかった。山城さんは、「週刊文春」にこんな一言ももらしている。「娘には会いたいけれどね…」。昭和のスターと呼ばれた男の願いは、かなわなかった》

 妻の不倫が原因で離婚したのは布川敏和(53)だ。「週刊新潮」は2014年、妻のつちやかおり(54)と料理店主の不倫、布川との別居を報道。つちやは会見を開いて事実関係を認め、布川が狼狽する一幕もあった。

 最終的に同年6月に離婚。会見でつちやの再婚について問われた布川は猛反発した。スポーツ報知の「布川敏和とつちやかおりが離婚し別々会見 次女が成人するまで『再婚許さない』」から引用させていただく。

《「次女が彼女と住んでいくにあたって、新しい誰かが住んだり、結婚したりとかになると、僕が(次女を)向こうに住まわすわけにはいかない。一緒に住むことは許せない。『成人するまでしっかり育てる』という条件ですね」》

「妻の不倫」が報じられた夫としては、他にジェリー藤尾(78)が有名だ。妻だった渡辺ともこ(現・友子)がジェリー藤尾のアルコール依存やDVを告発し、芸能メディアは藤尾に対する厳しい論調が多数を占めた。

 渡辺が家を出る形で別居生活が始まるが、その後も2人の娘は藤尾との同居を続けた。更に離婚時も娘たちは父のサイドに立ち、最終的には長女が渡辺の派手な男性関係をマスコミに“告発”することで藤尾へのバッシングは収束を見せた。

 女優で演出家・劇作家の渡辺えり(64)にも、一部メディアが不倫を原因とする報道を行った。とはいえ、表に出てくる女性23人のうち、一般人は8人。再婚など、その後のプライベートが報道されなかった可能性は否定できない。

 それでもなお、やはり男性側の派手な女性関係に比べると、女性側の余生は静謐な印象を受けてしまう。対照的と言っていいのではないだろうか。

 男女問題ではなく、金銭問題が離婚の大きな理由となったのが渡辺謙。妻が4億円以上という巨額の借金を無断で行ったと離婚を求めたが、法廷闘争は泥沼化した。

 妻側が渡辺謙の派手な女性関係を暴露したこともあり、メディアは詳報を重ねた。だが2004年に東京地裁が離婚を認め、財産分与の必要はないと判断。05年に東京高裁も一審を支持し、妻が上告しなかったことなどから離婚が成立した。

 同年、渡辺謙は南果歩(55)と再婚。だが渡辺の不倫を原因として、2018年5月に離婚が成立したのはご承知の通りだ。

 と、駆け足で23組の夫婦が離婚に至った経緯をご覧いただいた。ちなみにフランスの劇作家、アルマン・サラクルー(1899〜1989)は「人間は判断力の欠如によって結婚し、忍耐力の欠如によって離婚し、記憶力の欠如によって再婚する」という言葉を残している。

週刊新潮WEB取材班

2019年6月21日掲載

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