「小室圭さん問題」が精神的ストレスに? 美智子上皇后を襲う「心因性」満身創痍

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頸椎と白内障

 これに先立ち5月10日には、長年痛みを抱えておられる頸椎の検査のため、上皇后さまは宮内庁病院でレントゲンを撮られていた。

「2005年から首の後部に痛みを感じる頸椎症に罹られていて、11年には『頸椎症性神経根症』と診断されました。痛みがある時とない時の差がきわめて大きく、首から左肩、左手にかけて激しい痛みに襲われることもあれば、時に腰痛を併発なさることもあったのです」(皇室ジャーナリスト)

 痛みゆえ、お出ましを取り止められたことも一再ならずあった。

「症状は今も続き、上皇后さまはお召し物などで頸部を痛めることのないよう心掛けてこられました。4月30日、退位の礼に先立って宮中三殿で行なわれた儀式でも、持病を考慮して拝礼を見送られています。ですが、一連の御代替わりの慌ただしさの中で、知らずとお体にご負担がかかってしまったのは想像に難くありません」(同)

 さらに、眼の治療も控えている。前出記者が言う。

「数年前から、ものが見えづらいとの症状を訴えられており、白内障と診断されていました。最近は症状が進み、手術が必要と医師から言われていたのですが、これまでは陛下をお支えしていかねばならず、まとまった時間が取れないこともあり、手術は先延ばしになってきたのです」

 白内障は、80歳以上でほぼ100%の人が罹るとも言われる。レンズの役割を担う水晶体が濁ることで見えづらくなるため、水晶体を取り除き、人工の眼内レンズに置き換えるという手術が一般的である。

「手術は6月16日と23日、日帰りで片目ずつ行われます。術後は、眼を保護すべく直射日光などを避け、場合によってサングラスをお使いになることも検討されています」(同)

 ちなみに上皇后さまは00年秋、瞳の虹彩に穴をあけて房水の流れをよくする緑内障のレーザー手術を受けられているのだが、金沢医科大学病院の佐々木洋・眼科科長によれば、

「ある種の緑内障もまた、原因は水晶体にあります。今回、水晶体を人工レンズに替えれば、急性緑内障に罹る心配もありません」

 満身創痍にあって、ひとすじの光明といえようか。

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