女子レスリング、伊調馨vs川井梨沙子 世界選手権は川井の方が成績を残せるとの声

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「女の闘い」の表現が陳腐に思える迫力と緊迫の試合を堪能した。6月16日、東京・駒沢体育館で行われた明治杯全日本レスリング選抜選手権の最終日。10月の世界選手権(カザフスタン)での一枚の切符をかけて男女16階級の実力者が激突した。なんといっても五輪4連覇の伊調馨(35)=ALSOK=とリオ五輪金メダル、世界選手権2連覇の川井梨沙子(24)=ジャパンビバレッジ=の決勝だ。(文/粟野仁雄)

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 この大会、エンジンのかかりの遅い伊調は1ピリオドで消極姿勢から1点リードされる。...

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