嵐、欅坂46、純烈を熱唱! 枝野幸男誕生会は「ジャイアンのコンサート」か

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酔うしかない

 他にも嵐の「One Love」や枝野氏がお気に入りという欅坂46の「黒い羊」、さらに演歌も熱唱という構成。別の関係者は、

「予め、幹事を務めている番記者によって進行表が作られていました。でも最近の曲だと知らないものが多くて……。声が通るから歌は上手いと言う人もいるけど、まるでドラえもんに出てくるジャイアンのコンサートです。楽しめない人は酔うしかないですね」

 と嘆息するが、ひとしきり盛り上がったその会は22時半頃、散会となった。

「カラオケをしてるほど、状況が安泰とは思えません」

 そう指摘するのは、政治アナリストの伊藤惇夫氏。

「前回の衆院選で、立憲民主党は小池百合子都知事率いる希望の党に参加せず、リストラされたサラリーマンが再起をかけるような“ドラマ性”で人気を博しました。現在は政党支持率も3%まで下がっているのに、枝野さんはそのドラマのイメージをひきずっている。今回の参院選でそれほど議席はとれないと思います」

 取沙汰される衆参ダブル選挙について、当人は最近、「99%解散はある」と話している。

 野党担当記者によれば、

「ところが、一番のネックは党に資金がないこと。政党交付金も少なく、衆院選の各選挙区の支部長をなかなか立てることができない。支部長にすれば、月に数十万円の活動費を支給しなければなりません。それで五輪後まで解散がなければ、党が干上がってしまうというジレンマを抱えています」

 先の嵐の曲にはこんなフレーズがある。

♪君といれば どんな未来も ずっと輝いているから

 枝野氏と党の輝きは失われていくばかり。況(いわん)やドラえもんのような救世主が現れる兆しもないのである。

週刊新潮 2019年6月13日号掲載

ワイド特集「どうにもとまらない」より

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