池江璃花子を救うか? 液体ノリ「アラビックヤマト」が白血病治療の一助に
白血病と闘う競泳の池江璃花子選手に朗報かもしれない。東京大学医科学研究所と日本医療研究開発機構は5月29日、東大の山崎聡特任准教授率いる研究チームが白血病治療に必要な「造血幹細胞」の大量培養に成功したと発表。驚くべきことに、実験で使われたのは市販の液体ノリ「アラビックヤマト」だった。
「これが実用化したら、夢のような話です」
こう語るのは血液・腫瘍内科専門の医師で、医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏だ。
「造血幹細胞の培養には、非常に高度な技術が必要です。...