丸山議員「戦争発言」は政府にも責任あり 長年、北方領土問題を軽視してきたツケ
「戦争するしかないんじゃないんですか」。5月11日、ビザなし交流で北方領土の国後島を訪問していた旧島民らの訪問団の一員だった丸山穂高衆院議員(35)が、大塚小彌太団長(90 国後島出身)に「戦争ありき」を執拗にふっかけた暴言問題が尾を引いている。
野党が提出した辞職勧告決議案には自民・公明両党が難色を示したが、結局、与野党は「国会議員の資格がない」として一致して議員辞職を促す「糾弾決議案」を衆院へ提出した。
「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」と大塚団長に質問し、反対した同団長に「戦争で取り戻すしかないんじゃないですか」などとしつこく吹っ掛けた丸山発言は、居合わせた記者団が録音していたものを「帰国」後に報じたもの。...