岡田准一が高評価で「キムタク」は正念場、鬼教官役で失敗したら世代交代が進む?
キムタク(木村拓哉[46])の令和初収録となるドラマが進行している。フジテレビ開局60周年特別企画「教場」(2020年新春・2夜連続放送)である。続けて、10月から放送予定のTBS日曜劇場(タイトル未定)の収録も始まる。
平成の世でもっとも人気のあった俳優は、令和の御代でどうなるか――。
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テレビ朝日の開局60周年記念ドラマは、ジャニーズの後輩・岡田准一(38)が財前五郎を演じた「白い巨塔」(5月22日~26日)だった。思えば、先輩の東山紀之(52)主演の「砂の器」(フジ・3月28日放送)でも、フジテレビ開局60周年を謳っていたはずだが……。キー局プロデューサーが語る。
「テレ朝の開局が59年2月1日、フジはひと月後の3月1日で、同じ開局60周年なんです。確かにヒガシの『砂の器』も60周年企画でした。それが3月に放送されていることを考えると、キムタクの『教場』が年明けの放送というのは、ちょっと間が空きすぎのような感じがします。2月までは60周年と考えているんでしょう。むしろ、フジとしては60周年の大トリとしてキムタクを起用したということなのかもしれません」
さすがは、平成の時代に最も売れた俳優である。
「すでに撮影に入っていますが、未だにフジはキャストを発表していません。聞くところでは、共演者が弱いとか。『HERO』(フジ)で共演した小日向文世(65)や光石研(57)はともかく、工藤阿須加(27)、川口春奈(24)葵わかな(20)、三浦翔平(31)、大島優子(30)などだそうです。もっとも、キムタクは警察学校の教官役ですから、生徒が若くなるのは仕方ありませんが……」
ヒガシの「砂の器」には、北大路欣也(76)、泉ピン子(71)、黒木瞳(58)、柄本明(70)、佐野史郎(64)、杉本哲太(53)、平泉成(75)など重鎮が並び、岡田クンの「白い巨塔」は松山ケンイチ(34)、沢尻エリカ(33)、寺尾聰(72)、岸部一徳(72)、柳葉敏郎(58)といった重量級が顔を揃えていた。それと比べると確かに……。
「だからこそ、キムタクの集客力が試されるドラマになりそうです。原作は、人気ミステリー作家の長岡弘樹氏による同名小説。脚本は『踊る大捜査線』シリーズを手掛けた君塚良一さんで、中居正広(46)と『グッドニュース』(TBS)、草なぎ剛(44)とは『TEAM』(フジ)、長瀬智也(40)とは『華麗なるスパイ』(日テレ)などで組んでいますが、キムタクとは初めて。演出の中江功さんとは、『若者のすべて』(フジ)や『眠れる森』(フジ)などで仕事をしています。PR資料を見ると、キムタクの役どころは、元々は神奈川県警の捜査1課刑事でしたが、現在は警察学校の教官として後進を指導する立場。ただ、卓越した観察眼と推理力を備えた“鬼教官”役だそうで、また何やら過去を背負っていそうなヒーロー役なのね、という気がしてしまいます」
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