紀子さまご尊父、特捜部が家宅捜索の「パチンコ社長」と韓国2人旅

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「無欲なお付き合い」

 さる宮内庁関係者が言う。

「民間にあっては、そもそも皇室のご親戚ということで、商業目的に利用されてしまうおそれは絶えずあると言えます。そこまでいかなくとも、お立場上、特定の団体や個人とあまりに親密な交遊をなされるのは、決して好ましいとは言えません」

 あらためて三井社長に、川嶋氏との交遊について質すと、

「いまは皇室のご親戚でいらっしゃいますが、そうなる前から私は川嶋先生をよく知っていました。でも私は、先生にああしてこうしてと、何一つ自分から望んだことはありません。私も商売人ですが、対人関係においては無欲な形でのお付き合いを心掛けている。だから先生も、安心して私のところに来られるのだと思いますよ」

 と、もっぱら信頼関係を強調するのだが、周囲からは三井社長が「川嶋さんの“タニマチ”として金銭面でサポートしている」との声も上がる。これについては、

「(先月の韓国への旅行は)知りませんが、ご自分の代金は出されたのでしょうね」

 と、歯切れが悪く、

「私の山荘での滞在費も、ほとんど先生が賄ってくださっています。ただ、先生がやってらっしゃるタイでのNPO活動には、私がいくらかお金を出して協力はしています」

 続けて、こう言うのだ。

「(5年前の)暴力事件など事実無根です。私は勝手に犯罪者にさせられて、相手の診断書を書いた医者も訴えようと思っています」

 が、現在進行中の「小室問題」を持ち出すまでもなく、およそ皇室にとって揉めごとは最大のタブーであるのは論を俟(ま)たない――。

 かように懸念を寄せられている川嶋氏に聞くと、

「暑い中、せっかくお声掛け頂いたのに申し訳ありません。取材はお許し頂いているのです」

 そう繰り返すばかりだった。

週刊新潮 2019年6月6日号掲載

特集「特捜部が家宅捜索! 宮内庁が気をもむ灰色交遊! 脛に傷あるパチンコ社長と韓国二人旅という『紀子さま』ご尊父」より

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