藤原紀香、今度は「宝石水」にハマるも識者は「ただの水」とバッサリ

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典型的なニセ科学

 だが、法政大学元教授で『暮らしのなかのニセ科学』の著者・左巻(さまき)健男氏は、

「紀香さんの感じたことは気のせいでしょうね」

 とばっさり斬る。

「衛生上の理由でしょうが、瓶の中の鉱石はガラスで覆われています。だから、中に水を入れても、ごく微量のガラスが溶け出すだけで、鉱石からの影響はまったく受けません。得体の知れないエネルギーとか波動などの言葉で説明しようとする典型的なニセ科学です」

 山形大学理学部物質生命化学科の天羽(あもう)優子准教授もこう継ぐ。

「綺麗なガラス容器に入った、ただの水を飲んでいるだけです。気分が高まるというプラシーボ効果はあるかもしれませんが。水素水、酸素水ともに、紀香さんが信じる効能は科学的にエビデンスがないものであり、また彼女のオカルトが始まったと思いました」

 気になるのは、紀香と販売会社の関係だ。紀香はブログでショールームの住所まで紹介しており、両者の怪しい関係が窺えるが、販売会社は、

「藤原紀香様はお知り合いの方から弊社商品をプレゼントされたそうで、弊社との金銭のやり取りは一切ございません。ブログを見て、ショールームにお越しくださる方は増えています」

 水でカラダに磨きをかけるのも良いが、夫婦仲に水を差さないように。

週刊新潮 2019年6月6日号掲載

ワイド特集「傷だらけの勲章」より

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