TBS宇内梨沙アナ、テレ東番組で自社をディスって炎上未遂

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「戦後新人論」なるエッセイで坂口安吾は、〈アナウンサーもハッキリ芸人になりきるべきだと考えているが、その芸は、役者に於ける芸とは違って、その基本をなすものはアナウンスであり、アナウンスを行う芸人なのである〉と説いた。それから70年、悲しいかな、女子アナはすっかりタレント芸人に成り下がった。中でも、小林麻耶、田中みな実、宇垣美里など多くのタレント女子アナが輩出したTBSで、今注目を集めるのが、宇内(うない)梨沙(27)である。

「ミス慶應出身の美形で、ゲーム好きが高じてeスポーツイベントの司会を務めるなど活躍の幅を広げています。今年3月からはTBS肝いりのParaviのPR大使を宇垣から引き継ぐなど、社内での期待も高まっていますね」(さるTBS局員)

 Paraviとは、TBSやテレビ東京など6社が共同出資した映像配信サービス。そのPR番組「パパパパラビ!」では、テレビ東京の女性アナウンサーとともにMCを務めている。

「実は、5月23日深夜に放送された回での発言が、アナウンス部で少し問題視されているんです」(同)

 この回は、MC就任後初のテレ東での収録と放送。他局での収録、深夜2時過ぎの放送時間が彼女の脇を甘くさせたのか。トークテーマは「理想の上司、嫌な上司」だった。理想の上司を聞かれた宇内は、最初、

「明るい人ですね」

 と答えていたが、突如、

「大企業って良くも悪くも年功序列で出世していくところがあって、正直『この人上司で大丈夫かな?』っていう方も出世したりする」

 と脈絡なく職場の不満をぶちまけたのだ。空気を読んだテレ東女子アナが、

「ぶっちゃけてますね」

 とフォローするも、大口を開け手を叩いて笑い、全く意に介さない様子。

 これについて、先のTBS局員が語る。

「この回は、視聴率が0・2%と注目度も低かったため炎上せずに済みましたが、上司からはコメントに気を遣うよう注意があったとか。局内の評判は専ら、良い子だけど天然なお馬鹿ちゃんという感じで、報道からの高い評価は聞かないです」

 ぶっちゃけキャラのタレントアナ芸人として開眼するしか道は無いか。

週刊新潮 2019年6月6日号掲載

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