桝太一と水卜麻美を「昇進」させた日テレに「独立阻止」の思惑
会社員にとって、転職は人生を賭した大きなターニングポイントである。だが、会社で重要なポジションを与えられれば、そこに迷いが生じるに違いない。業界屈指の人気アナを昇進させた日本テレビの人事術とは。
まずは、最近の局アナ独立事情に触れておきたい。
特に話題になったのは、元テレビ朝日の小川彩佳アナ(34)のフリーへの転身だった。テレ朝に在籍中から、TBS「NEWS23」のキャスター就任が報道され、実際に、6月3日から出演している。
芸能記者が解説する。
「テレ朝での自身の起用法に不満があったとされる小川アナにとっても、このオファーは渡りに舟だったというわけです」
そのテレ朝からは他に、宇賀なつみアナ(32)がフリーに転身。TBSからは宇垣美里アナ(28)が4月から女優業も視野に活動していくことになった。つまり、続々と局アナが辞める事態となっているのだ。しかも、氷山の一角だそうで、
「最近は働き方改革の影響で一人のアナウンサーに仕事が集中しないような配慮がなされています。結果、残業も減り、年収が下がっている社員もいます。局アナがアイドル化しているというかねてからの事情があるとはいえ、そうした不満から独立したいと考えている人は潜在的に多いと思いますよ」(同)
そこで注目されたのが、日本テレビで発令された人事だった。対象はその中の、好きなアナウンサーランキングで常に上位の桝太一アナ(37)と水卜麻美アナ(32)である。
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