氷川きよし、V系メイクとシャウトで豹変の背景に「非・演歌志向」「業界の苦境」
まさか演歌を歌うことに「やだねったら やだね」と言ったわけではあるまいが、ヴィジュアル系さながらのメイクとシャウトに業界関係者は度肝を抜かれたのだった。今年でデビュー20年目。それでも、このままでは生き残れないという氷川きよし(41)、魂の叫びである。
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映像が所属レコード会社の公式YouTubeチャンネルにアップされたのは5月20日のこと。昨年末に東京国際フォーラムで行われたスペシャルコンサートの模様を映したそれには、演歌のイメージとはあまりにかけ離れた氷川の姿があった。
芸能記者が言う。
「歌っているのはフジテレビ系列のアニメ『ドラゴンボール超』の主題歌となっていた『限界突破×サバイバー』という曲です。ド派手なラメ入りの衣装に濃いアイシャドウを施し、長髪をなびかせる。ヴィジュアル系バンドのような激しいリズムのナンバーを歌う姿が話題になりました」
あっという間に動画の視聴回数は70万回を突破。フジテレビ系の「めざましテレビ」などでも取り上げられた。
氷川ファンを公言する放送作家の山田美保子氏は当時の様子をこう語る。
「年末恒例のコンサートでは、クリスマスソングやKIYOSHI名義のポップス調の歌を披露することもあります。ですから、演歌以外を歌うのは珍しいことではありません。ファンとしては“メイクには驚いたけど、何を歌ってもやっぱりカッコいい”と感想を持った方が多いと思います」
ファンの心を掴んでいるのは相変わらずのようだ。
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