西城秀樹「一周忌ビジネス」盛況の真相 死してなおこうも人気なのか?

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ファンが遺族を支えよう

 それにしても、なにゆえヒデキは、死してなおこうも人気なのか。

「追っかけファンはヒデキと同世代の女性が多く、時間的にも経済的にもゆとりがあるし、ヒデキのスター性を知っているご主人が追っかけを許してくれるようです。また、ヒデキは2001年に脳梗塞を発症して、03年、11年に再発し、気の毒でしたが、しっとりと歌って車椅子で去る姿がファンの心をつかんでいました。それも今の売れ行きに繋がっているのでしょう」

 と芸能記者。ヒデキと同年代で、1970年代からウォッチし続けてきたコラムニストによれば、

「歌番組の収録などで西城さんの熱狂的ファンの方々を見る機会がありましたが、いつも非常にまとまっていました。今回のフィルムコンサートも、秀樹さんの声に合わせて返事をし、踊りに合わせてリアクションする、という様子だったとか。今はそのまま、ファンが一つになって遺族を支えていこうとしているようで、去年、奥様の美紀さんが本を出されたときも、ファンの方々は購入するだけでなく、美紀さんやお子様たちへのクリスマスカードや手紙を送って、それがすごい数だったと聞いています」

 草葉の陰からファンを仕切れるスターなど、ヒデキが最後かもしれない。

週刊新潮 2019年6月6日号掲載

ワイド特集「傷だらけの勲章」より

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