小川彩佳「news 23」はスタートダッシュに失敗、“期待外れ”の原因をプロが分析

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 小川彩佳アナ(34)をスカウトしてスタートした新生「news 23」(TBS系)だが、初回視聴率は4・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同じ)だった。裏かぶりの「news zero」(日本テレビ系)は9・6%、古巣の「報道ステーション」(テレビ朝日系)は9・9%と、Wスコア以上の惨敗で、大荒れの船出となった。

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 TBSの力の入れ様はハンパなかった――。「news 23」は夜11時から始まるが、その直前に小川アナがどアップで登場。通常はアスリートもののミニ番組が流れる枠で、自ら番宣を行ったのであった。

「こんばんは。今日から『news 23』のメインキャスターを務めます小川彩佳です。喜びや悲しみといったニュースを巡る温度、熱のようなものを皆さんと共有できるような、そんな地続きの場を作っていきたいと思っています。よろしくお願いします」

“ニュースを巡る温度、熱のようなもの”、テレビで“地続き”というのも、なんだかわかるような、わからないような……。彼女は、これまで通りアンカーとして登場する星浩キャスター(63)らを紹介すると、

「さて、番組開始まであとわずかとなりました。あなたと私、『news 23』スタートです」

 CMを挟んで、いよいよ番組が始まった。

 前任の雨宮塔子アナ(48)の時には、ニュース映像に「NEWS 23」の文字を被せるというオープニングだったが、新生「news 23」はアニメでスタート。しかも、画は大ヒット映画『君の名は。』の新海誠監督(46)で、音楽はサカナクションという力の入れよう。

 ようやく映し出されたスタジオは、教会のパイプオルガンを思わせる金ピカのパイプが出演者たちをぐるりと取り囲み、なんだか秘密結社の儀式のようにも見えるが、とにかくおカネはかかっていそうだ。

 そして、再び小川アナの所信表明。

「今夜から『news 23』は新しいスタートを切ることになりました。そんな初日にこうして番組をご覧くださっている皆さん、本当にありがとうございます」

“地続き”だものなあ。

「今やスマホでどこでも誰でも簡単にあらゆる情報にアクセスできる時代になっていますが……」

 さっきの番宣では、「ネット空間で先鋭化する言葉」についても取り上げると言っていたから、挨拶はあっさり目で、早速ニュースかと思われたが……。

「そんな時代に、このようにテレビをつけて『news 23』を覗きに来てくださっている皆さんと私自身も、一緒に考え、感じ、気づき、そして触れる。ネットを見ながらでもいいですし、晩酌しながら、また半分お布団に入った状態でもいいです。一緒にこうして繋がっていられる、そんな1時間を毎晩持てたらと思っております」

 小川アナ、ずいぶんと低姿勢である。

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