川崎20人殺傷事件 「エリート標的」と「拡大自殺」に見る宅間守への崇拝
神奈川県川崎市の登戸で発生したスクールバス襲撃事件。弁護士の娘である11歳女児と、働き盛りの39歳外交官が犠牲となった。犯行は、エリートの卵だから狙ったという51歳引きこもり男によるもの。そこには池田小事件の宅間守への崇拝がありありと見て取れるのだ。
5月28日午前7時ごろ。神奈川県川崎市麻生区内の一軒家の前。
ゴミ捨てに出た女性は近所に住む男から、「おはようございます」と声を掛けられた。普段は引きこもりで全く話すことはなかったのに……と不自然さを感じつつ、男の姿を目で追った。...