「令和ご朱印」転売続出でスタンプラリーに成り果てたブームの末路
これでは、参拝者失格の烙“印”を押されても仕方あるまい。令和へ改元されるタイミングで勃発した「ご朱印騒動」である。ブームに拍車がかかり、数時間待ちの行列に並び苛立つ人、巫女に罵声を浴びせる者、高額で転売する輩まで現れた。
新元号へ代わった5月1日、東京に鎮座する明治神宮にはご朱印を求めて、長蛇の列ができていた。看板には10時間待ちの文字。明治神宮の担当者に聞くと、
「そうした看板を出したのは事実ですが、その後、対応に努めたため、実際は最高で8時間待ちでした。...