「山口真帆」が“研音所属”で業界に激震、あえて火中の栗を拾った深謀遠慮とは……
誰が芸能界を支配しているのか?
デイリー新潮は5月19日、「『山口真帆』のNGT48卒業後を占う 業界人が『それほど甘くない』という理由」の記事を掲載した。
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民放キー局のプロデューサーが匿名を条件に取材に応じ、「山口真帆(23)が新しい事務所を見つけるのは難しい」と指摘した。その部分をご紹介しよう。
「芸能事務所だって、そうそう声を掛けませんよ。山口さんは結局、NGTのメンバーとも軋轢を残したままなわけです。NGTの現トップで、事件でも関与が疑われた荻野由佳(20)はホリプロに所属しています。ホリプロと言えば、石原さとみ(32)や綾瀬はるか(34)、深田恭子(36)、鈴木亮平(36)、松山ケンイチ(34)……ドラマの主役級がゾロゾロいるわけですが、彼らとの共演はNGでしょうし、バラエティ班にも大島麻衣(31)はじめ多くのAKB卒業生が所属しています」
山口を擁護した指原莉乃(26)は太田プロだが、ここにはNGT48の中井りか(21)も所属している。
「AKBとNGTを兼任していた柏木由紀(27)はワタナベエンターテインメント所属ですが、同じメンバーでありながら事件については一切触れなかった。ナベプロにはネプチューンや中山秀征(51)、恵俊彰(54)らのMCがいますが、事件に触れれば柏木にまで累が及ぶことにもなるし、大家志津香(27)は現役のAKB48でもある。正直言って、芸能事務所もなかなか手が出せない状態だと思いますよ。高橋みなみ(28)はプロダクション尾木、松井珠理奈(22)はアービング、今さらですが、AKBグループのメンバーをAKSで一手に管理せず、各事務所に分散させたのは、こういう深謀もあったのかもしれません。残念ながら、彼女を待ち受ける今後は厳しいという見方が多いですね」
ところが5月25日、山口が研音に所属することが発表された。ORICONNEWSは同日、「山口真帆所属発表の研音、公式サイトにアクセス集中」と報道。公式サイトにアクセスが殺到し、つながりにくくなったのだ。
サイトに障害が生じるほどの反響。流れは一気に変わり、山口が逆転ホームランを放ったと見る向きも多い。民放キー局で番組制作に携わる関係者も驚きを隠さない。「誰が絵を描いたのかは分かりませんが、あえて研音が火中の栗を拾ったということでしょう」と指摘する。
「研音といえば、夫婦で所属する唐沢寿明(55)と山口智子(54)を筆頭に、沢村一樹(51)、竹野内豊(48)、反町隆史(45)のベテラン俳優陣。若手も川口春奈(24)や杉咲花(21)といった面々が所属する超大手事務所です。役者のマネジメントにかけては日本一と言ってよく、各プロダクションのマネージャーが『転職したい事務所No.1』だと口を揃えます。研音の怒りを買えば、テレビドラマや映画を制作するのは不可能でしょう。そんな事務所が山口真帆さんを一本釣りしたのですから、業界でも話題になっています」
研音と山口真帆という組み合わせには、“深謀遠慮”が潜んでいると見られているという。その舞台となるのが日本音楽事業者協会、略して音事協だ。
芸能界における業界団体。ウィキペディアは「タレントの引き抜きによる事務所間のトラブルの防止や著作権・肖像権などの権利確立、タレントの雇用環境の改善等を目的として1963年に創立された」と説明する。一方で、所属芸能人の肖像権を盾に、芸能メディアに圧力をかける団体という指摘も根強い。
「音事協の設立には、バーニング、ホリプロ、渡辺プロダクションの3社が主導的な役割を果たしたと言われています。芸能界を支配する中心的な3社というわけです。そして秋元康さん(61)も、この3社に配慮しながらAKBグループのメンバーを“振り分けた”とされています。一方の研音ですが、一応は音事協にも加盟しています。しかし、あれほどの規模を誇る事務所であっても、実は音事協に理事を出していません。音事協とは一線を引いているのです」(同・民放キー局関係者)
音事協の役員を現在、どこの事務所が担っているか、その事務所にAKBグループのメンバーや卒業生が在籍しているか調べてみた。表にまとめたのでご覧いただきたい。
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