フォロワー60万人超「妻が綺麗過ぎる。」 妻の正体は元宝塚

エンタメ

  • ブックマーク

髪飾りは手作り

 改めて妻に聞くと、

「桜花りなという名前で活動していました。幼いころからミュージカルや舞台に興味があって、2010年、高校を中退し、宝塚音楽学校に入学したんです」

 そう本誌(「週刊新潮」)に明かす。桜花さんは2年で学校を卒業し、宝塚歌劇団に入団した。

「辞めるまでは宝塚市の寮に住んでいました。規律や上下関係は厳しく、当時は先輩と2人部屋で、先輩が寝るまでは部屋に入れなかったり、着替える時はクローゼットの扉の接着面に絆創膏をはって音が出ないように工夫をしたり。給料制で、髪飾りは頑張って手作りするなど、苦労もありました。でも宝塚では、舞台のための一致団結を学校や寮生活で叩きこまれます。それがいまも役に立っています」

 歌劇団には5年在籍し、2017年に退団した。

「もう走り切ったな、と思って上京し、新たに仕事を始めました。宝塚という特殊な場所から一般社会に移ると、寮と違って相談できる人もいないし、環境の違いに戸惑うことも。宝塚は恋愛ができないので、結婚を意識して20代半ばで辞める子は多く、その後のキャリアに悩む人もいます」(同)

 彼女は東京でいまの夫と出会い、結婚。思わぬ形で“動画デビュー”したというわけだ。すると、今後の芸能活動も想像するが、

「TikTokでは収入はゼロなんですよ。最近になって、ユーチューバーとして活動を始めましたけど、あくまで夫婦の趣味のような感覚です」(夫)

 宝塚歌劇団の初公演から今年で105年。これも新しい“芸”の形である。

週刊新潮 2019年5月30日号掲載

ワイド特集「スターの代償」より

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。