広瀬すずを「デザイン泥棒」にした大人の思惑と「シャドーデザイナー」の存在
「広瀬すず」をデザイン泥棒にした大人の思惑(2/2)
女優・広瀬すず(20)がデザインしたワンピースに、パクリ疑惑が浮上している。彼女は2年前に「earth music&ecology」とコラボし、デザイナーデビュー。以降、シーズン毎に新作を発表してきたが、この4月末に発売された春夏もののワンピースが、若手デザイナー・江角泰俊氏が手掛ける「EZUMi(エズミ)」の作に酷似しているというのだ。
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「一見して、真似したな、と思いますよね」
と笑うのは、さる大手アパレルショップの現役店長である。
「プリーツは確かに昨年からトレンドですが、この使い方は珍しい。色味もかぶっていますから、偶然というのは、あまりに無理がある。そもそも、コラボ商品はコラボそれ自体に一番意味があります。デザインにそうそう時間をかけるとは思えませんし……」
こうした指摘を受け、江角氏を直撃してみると、
「そちらに言われて初めて知りました。正直、ビックリしています……」
とやはり当惑のご様子。業界歴十数年の自分のデザインと“副業”で2年の女優のそれとがそっくりなのだから、そりゃ驚くだろう。
「あまりに急な話ですので、ノーコメントにさせてください」
とショックは隠せないのである。
「広瀬さんというより、周囲の大人たちの問題が大きいですよね」
と業界のウラ事情を語るのは、さる中堅デザイナーである。
「earthさんのワンピースは、広瀬さんのデザインとなっていますが、一般論として言えば、コラボ商品というのは、芸能人の名前が使われているだけ。実際のデザインについてはブランド所属のデザイナーが行うケースがほとんどです。デザイナーが売れ筋をリサーチし、タレントにいくつか案を提示する。その中からタレントが選び、それを“シャドーデザイナー”が具体的にデザイン、商品化するというパターンが大半を占めているんです」
確かにここ数年の広瀬はテレビに映画、CM、イベントと出ずっぱり。シーズン毎にイチからデザインに勤しむ余裕があるとは考えにくい。
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