85歳の現役歌手「ロミ・山田」が始めた特許ビジネス、ランドローダーって何?

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 1960年代初頭、米ブロードウェイで綺羅星のように輝いた日本人女性をご存じだろうか。ロミ・山田(本名山田ひろみ)。国立音楽大学声楽科を卒業後、56年、単身で米国へ渡った。ボストンやサンフランシスコ、ニューヨークで声楽を学ぶうち、ひょんなことから女優のオーディションを受けて、60年、26歳でブロードウェイドラマ「スージー・ウォンの世界」の主役に大抜擢。翌年には、ジーン・ケリー演出のブロードウェイミュージカル「フラワー・ドラム・ソング」の主役(メイ・リー)を獲得し、全米ツアーおよびラスベガス公演で脚光を浴びた。

「ラスベガス公演は1年6か月のロングランと観客動員数を塗り替えました。彼女は公演中にフランク・シナトラ、サミー・デイヴィスjr、ディーン・マーティンといった錚々たる面々と交流しています」(音楽評論家)

 演劇雑誌から、「オードリー・ヘップバーンのように華奢でジュリー・アンドリュースのように歌う」と評されたロミ。63年に帰国後は歌手、女優として活躍。あまたの映画やドラマに出演し、なかにし礼作詞作曲の『知りすぎたのね』がヒットした。来年で全米デビュー60周年を迎える。

「ラスベガスでは公演後、楽屋にエルビス・プレスリーが3人のボディガードと一緒にいらっしゃって、ショーを楽しめたとほめていただきました。清潔ですがすがしい方でした」

 当時を振り返るのは、ロミ・山田。実は彼女、昨年から特許ないし実用新案ビジネスに奔走しているのである。

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