「中高年ひきこもり」は61万人 「親の『死体』と生きる若者たち」の著者が語る現実

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社会の少数派

「福祉行政は8050問題に関して、まだまだ深刻な問題として考えていない。ひきこもる若者に発達障害というレッテルを貼り付けて、社会の中で少数派にしてしまっているのです。引きこもりの子を持つ家族の方も、社会からの冷たい視線を感じています。自分の兄弟にひきこもりがいたら、それだけで結婚しないという方も多くいます。“民族浄化”ではありませんが、少数派を排除しようという社会構造になりかけています」

 解決策はあるのか?

「ひきこもる若者たちは、真面目で勤勉な面も持ち合わせています。彼らが生きていけるニュースクールのような施設を設けるために、潤沢な資金を注ぎ込むべきです。また、8050問題を抱えている家族が発見しやすくなるような、特例法の制定も必要となってきますね」

週刊新潮WEB取材班

2019年5月26日掲載

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