靖国神社で割腹自殺を遂げた保守団体事務局長の「遺言」

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 東京・九段の靖国神社の境内には公道が横切っている。「中道」と呼ばれるその場所で、こと切れた50代の男性が見つかったのは5月11日の午前2時40分頃のこと。腹には包丁が刺さり、そばに遺書が置かれていた。保守系団体「靖國會」の事務局長・沼山光洋氏だ。

「靖國會は車椅子の参拝客のお手伝いをしたり、境内を掃除したりする組織です。終戦記念日には会の呼び掛けで100人近くが参拝します」(靖国神社の関係者)

 設立は昭和35年。現在は軍事評論家の田母神俊雄氏が総代だ。...

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