羽生結弦が心酔「チャクラの仙人」が語った「僕がチーム羽生を辞めた理由」

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「僕の存在は気にしないで」

 そして、出版予定だった書籍については、

「うーん、わかんない。そっち系は、まったく僕、興味ないんですよ。出なくなったら出ないで、それは仕方ないよね、って感じ。光文社さんから、ちょっと編集遅れてます、って。ああー、そうって。いいよいいよ、無理な時にはゴリ押ししないでやめていいからねーって、いつもお話ししています」

 最後に、

「(羽生は今季もペンダントを)つけてましたね。“ウチと羽生家のトラブルはない”って象徴じゃないですか。僕の存在は気にしないで前に進んで欲しい」

 と指摘するのだが、フィギュア関係者に聞くと、

「やはり、菊地さんが追い出された印象が拭えないですね。羽生と一度も言葉を交わしていないなんて。女子フィギュアの発展を支えた功労者で、羽生が所属するANAで監督を務める城田憲子さんは菊地さんのことをよく思っていなかった。いきなり“筋トレを”とか、非合理的な指示を羽生に出し、結果、身体のバランスを崩すことがあったようですから。羽生ママも菊地さんを追い出すのを『諒』としたということ。ただ、羽生としては自分からペンダントを外せるほど精神的に自立しているわけではない」

「絶対王者」から転落した今年3月の世界選手権で、「自分にとっては“負け”は“死”も同然」と口にした羽生。オカルトな顔を覗かせた仙人が離れた直後のシーズンで、不名誉な台詞を吐かねばならなかったのは、皮肉と言うだけでは片付きそうもなかろう。

週刊新潮 2019年5月2・9日号掲載

特集「『羽生結弦』が心酔したオカルト『整体師』追放の舞台裏」より

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