令和元年のパーフェクト投手は? 「令和の10番」は? プロ野球&サッカー大予想

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令和の10番は

 一方のサッカー。絶対的エースを意味する背番号「10」を、日本代表ではラモス瑠偉、中村俊輔、香川真司らが背負ってきた。では、栄光の10番を受け継ぐ令和のエースは誰か。サッカー解説者の川添孝一氏によれば、

「最右翼は久保建英ですね。17歳にして早くも“Jリーグの顔”になりつつある。まさに日本の至宝です」

 久保はメッシの所属するFCバルセロナの下部組織で10歳から研鑽を積んだ。

「多くの日本人選手にはマネできない足裏を使った高度なプレーで相手を翻弄する。最近は視野が広がって周囲を使えるようになりました。決定力に加え、チャンスメイクもでき、ゲームを作れる。過去に類を見ない10番になれそう」(同)

 そんな久保の対抗馬は、中井卓大(15)。こちらは小学4年生でスペインに渡り、レアル・マドリードの下部組織で才能に磨きをかけている。川添氏が続ける。

「身長170センチそこそこで細身の久保に対し、中井は180センチと恵まれた体格。中盤からのパスで味方を活かすプレーが持ち味で、得点感覚には非凡なものがある。世界的なFWに成長することも期待できます」

 10代から世界と対峙してきた2人が、「令和の10番」を争う日は近い。

週刊新潮 2019年5月2・9日号掲載

特集「『御代替わり』20の謎」より

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