改元で回顧番組が相次いで「SMAP」に言及、赤信号みんなで渡れば怖くない?

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ファンは号泣

 スポニチアネックスは4月30日、「平成10大スキャンダル男性編 SMAPが10項目中4つ占める 分裂・解散、結婚、メンバー個人も」の記事を公開し、大きな反響を呼んだ。

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 まずは、この記事で発表された「【平成10大芸能スキャンダル 男性編】」を引用させていただこう。

【1】平成28(2016)年:SMAP解散騒動
【2】平成12(2000)年:木村拓哉と工藤静香が結婚
【3】平成13(2001)年:稲垣吾郎が道交法違反で逮捕
【4】平成21(2009)年:草なぎ剛が公然わいせつ容疑で逮捕
【5】平成31(2019)年:嵐が2020年末で活動休止
【6】平成30(2018)年:山口達也が飲酒で強制猥褻
【7】平成22(2010)年:市川海老蔵が暴行被害
【8】平成23(2011)年:島田紳助“黒い交際”
【9】平成6(1994)年:ビートたけしバイク事故
【10】平成21〜31(2009〜2019)年:相次ぐ薬物事件

 ご覧の通り、SMAPが上位ベスト4を独占したというわけだ。昭和を代表する芸能人と言えば、美空ひばり(1937〜1989)や高倉健(1931〜2014)などの名前が挙がるだろうが、平成の場合はSMAPということになりそうだ。

 テレビ局も同じ考えを持ったようで、平成が終わる4月末には回顧企画が目立ち、SMAPの露出が著しく増えた。解散騒動以来、特に民放キー局はSMAPの言及に及び腰と見られることも多かったため、ファンは文字通り歓喜した。主な番組を表にまとめてみたので、ご覧いただきたい。

視聴率を持っているのはSMAPだけ

 SMAPの熱烈なファンで、出版業界の女性関係者は「もう、感涙の日々でした」と振り返る。

「衝撃を受けたのは、やはりNHKの『総決算!平成紅白歌合戦』でした。NHKも民放もSMAPの解散以来、映像使用には慎重な姿勢だったと思いますが、『平成を振り返るにはSMAP抜きではあり得ない』という断固たる姿勢を見せてくれました。テレビ界全体としては『赤信号、みんなで渡れば怖くない』という印象も受けましたが(笑)、SMAPの存在感を改めて感じさせてくれました」

 日刊スポーツは5月2日(電子版)、「平成を象徴SMAPに再結成の噂、令和も目離せない」との記事を掲載したが、これも一部では話題になっているという。

「令和の到来と東京オリンピックの開催は、間違いなくSMAP再結成に追い風となるでしょう。何より、テレビ界の視聴率低下は深刻な問題です。ジャニーズ事務所で言えば、嵐も来年に活動を停止しますから、数字を持っている芸能人は更に少なくなります。SMAP再結成ということになれば、視聴率が何パーセントになるのか、想像もつきません。スポンサーと広告代理店もテレビ局に対して『いつまでジャニーズ事務所に忖度しているんですか!』と抗議の声を上げてもおかしくない状況になってきました」(同・出版関係者)

 民放キー局の制作担当者も「まだまだ時間はかかるでしょうが、5人を共演させるにはどうしたらいいか、テレビ局の制作関係者なら誰でも虎視眈々と狙っているとは思いますよ」と否定しない。

「SMAP再結成となると、依然として“夢のまた夢”という状況ではあります。まずは中居正広さん(46)の番組に、稲垣吾郎さん(45)、草なぎ剛さん(44)、香取慎吾さん(42)の3人のうち、誰かを共演させようとするのが現実的でしょう。それでも大変な手間と勇気が必要であることは間違いありません。テレビマンとしては『どこの番組が最初に手を挙げるか』と周囲を凝視しているのが実情だと思います」

 東京オリンピックは令和2年に開催される。果たして5人には今後、どんな仕事のオファーが入るのだろうか?

週刊新潮WEB取材班

2019年5月7日掲載

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