ファミレスの「脂質」を比較検証 目安の5倍! 驚愕商品はバーミヤンの「担担麺」

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脂質超過の「外食」メニュー(ファミレス編)

 そこで、各ファミレスチェーンのメニューの脂質量を調べたものが、掲載したリストである。まずはそのリストの「読み方」を説明しておく。

 厚生労働省の「生活習慣病予防その他の健康増進を目的として提供する食事の普及に係る実施の手引」によれば、一般男性や身体活動量の高い女性は、1食850キロカロリー未満を目安に食事を摂ることが推奨されている。また同省の「日本人の食事摂取基準」では、バランス良く栄養を摂取するための脂質由来のカロリーは食事全体の20〜30%、中間値で25%が望ましいとなっている。つまり、「850キロカロリー×0・25」=「212・5キロカロリー」。そして前記の通り、脂質は1グラムあたり9キロカロリーなので「212・5÷9」=「23・6グラム」が、1食における脂質摂取量の目安となる。

 この「目安値」である23・6グラムを大幅にオーバーする40グラム以上のメニューを、各チェーンの人気メニューなどを対象にまとめたのが一連のリストである。なお前回までに取り上げた、1食におけるカロリー摂取目安値の850キロカロリーを超えるものには「■」印、同様に塩分摂取目安値の5グラムをオーバーするものには「★」印が付いている。

 眺めてみると、「ハンバーグ」「チーズ」「フライ」といった、いかにも胃がもたれそうな言葉が並ぶ。それもそのはずで、

「脂質の高い食べ物としては、肉、乳製品、揚げ物などが挙げられます。カレーのルーにも、固める際にラードなどの動物性油脂が使われることが多い」(同)

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