外食チェーンの“非公表”ごはん量を独自測定 スシロー、くら寿司、はま寿司を比べたら

ライフ 食・暮らし

  • ブックマーク

独自調査「外食チェーン」のごはん量

 同様に「非公表」を貫く牛丼チェーンを測ってみれば、並盛がお茶碗1杯の量を超えてしまうし、公表しているカレーチェーン「ココイチ」も、実は普通盛が300グラムあるではないか。

 前回取り上げたチェーンをふくめ、これらの懸念を各社に尋ねてみたところ、

「メニューの中からお客様がご自身のライフスタイルや嗜好に合わせてお選びいただけるよう、カロリーも幅広くなっております」(大戸屋)

「お客様の適切な食生活は日々の3食を通じて達成され、必要な量、栄養等も一様ではありません」(はま寿司)

 などの回答があった。

 女子栄養大学専任講師で管理栄養士の小澤啓子氏はこんなアドバイスをしてくれた。

「ごはん量を調整できるなら注文時に少なめを頼む工夫も必要ですが、炭水化物は欠かせない栄養素です。国全体の穀物消費量は減少傾向にあり、特に若い世代ではごはんを食べない人も増えていますが、とりあえずお腹を満たすだけの食事を続けていれば栄養不足になる。ダイエットのため極端に低カロリーの物しか摂らないのも問題ですから、どんな食事が自分にとって肥満に繋がるかを知ることが大切です。そのためにも毎朝毎晩、決まった時間に体重計に乗って記録をつけてみては」

 肥満から病に至るメニューを知ったなら、今日から実践してみては如何だろう。

週刊新潮 2019年3月28日号初出/2019年5月4日掲載

特集「非公表のごはん量を独自測定! 『肥満』『糖尿病』が待つ『超高カロリー』メニュー 食べてはいけない『外食チェーン』第3弾」より

前へ 1 2 3 次へ

[3/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。