外食チェーンの“非公表”ごはん量を独自測定 スシロー、くら寿司、はま寿司を比べたら

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肥満、糖尿病が待つ「超高カロリー」メニュー 食べてはいけない外食チェーン(2/2)

糖尿病・高血圧・脂質異常症の“三大疾患”、心筋梗塞や脳梗塞、はたまた大腸がんやすい臓がんと、「肥満」は諸悪の根源といえる。健康増進を目的として厚労省が提唱する食事は、座り仕事の多い一般男性や身体活動量の多い女性で1食850キロカロリー、同じく一般女性や中高年男性では650キロカロリー未満。1食で基準値を超えるような外食チェーンのメニューは実に多いのだ……。(以下は「週刊新潮」3月28日号掲載時点の情報です)

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 ならば運動して取り返せばいい。そう言い訳しがちな人たちのために、高カロリー食を消費するにはどれくらいの運動をすればいいのか検証してみよう。

 参照するのは、厚労省が生活習慣病予防のために作成した「エクササイズガイド」(2006)。これを基に、体重60キロの人が、千キロカロリーを消費するために必要な運動量を計算してみると……。 まず日常生活では速歩で333分。本格的な運動なら、ランニングで136分、水泳なら133分続けなければ消費できない。ひと口の代償はあまりに大きい。

「高カロリー食自体を否定する気はありません。要はそれを食べる人が、ご自分の代謝をどう考えているかにかかっているのです」

 と話すのは、横浜創英短期大学の則岡孝子・名誉教授(栄養学)である。

「スポーツ選手や現場作業の多い労働者なら、たくさん食べても余すことなくエネルギーを使ってしまう。気にしなければいけないのは、事務職のサラリーマンやエネルギー代謝の低い女性で、外食チェーンには1食千キロカロリーを超えるようなメニューもありますが、特別に運動をしない人が食べ続ければ太るのはあたり前。高カロリーのメニューには炭水化物が多く含まれ、消費されないとグリコーゲンとして肝臓に蓄えられ、最終的に内臓脂肪や皮下脂肪になります」

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