「富士そば」の蕎麦湯はNG!? 健康そうな「大戸屋」も… 食べてはいけない外食チェーン

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塩分「非開示メニュー」を独自調査! 食べてはいけない外食チェーン(1/2)

 外食チェーンの「塩分過多」メニューを指摘してきた前回までに続いて、「脳卒中」「心疾患」「胃がん」リスク上昇が気になる品目を実名公開する。(以下は「週刊新潮」3月21日号掲載時点の情報です)

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 アフリカの奥深く、太古のままに暮すピグミー。彼らの中には、高血圧の者はいない。脳卒中という病気すら知らない。

 学者はこの“特異現象”に迫った。導き出した結論は、「塩」。アフリカではもともと塩は限られたところからしか出ない。「少塩」生活を送る彼らは必然的に血圧が正常なまま保たれる。人類の歴史も同じ。6万年前の「出アフリカ」の後、ヨーロッパやアジアで塩と出会い、味を引き立たせる“魔法”として大量に使用した。その結果、今では世界で10億人と言われる高血圧患者を抱える――。

 数年前、NHKの番組で放映され、反響を呼んだ「研究」である。

 もちろん、塩は細胞の働きを正常に整える役割を持つ、生命活動に不可欠な栄養素だ。しかし他方で、その味わいゆえに必要以上の摂取を招き、人類の命を縮めてきた。塩との正しい付き合い方は全世界的な課題であると言えよう。

 前回までで、外食チェーン店のメニューに、その塩分がどれだけ過剰に入っているかという“実態”を示した。

 日本人の1日の平均食塩摂取量は、およそ男性11グラム、女性9グラム。が、これは摂り過ぎと言われ、厚労省は生活習慣病の予防のため、男性8グラム、女性7グラム未満とすることを目標として定めている。日本高血圧学会では1日6グラム、WHOは5グラム未満。

「世界標準」としては1日でこの数値なのに、多くの外食チェーンではたった1食で塩分量がこの5グラムを超えるメニューが目白押し。中には、メニューの半分が基準値超えという店すら見つかったのだ。

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