「吉野家」「松屋」危険なのは? 「サイゼリヤ」は優秀!? 食べてはいけない外食チェーン
牛丼の4チェーン、危険度ランキング
続いて、牛丼・和食。「すき家」「吉野家」「松屋」「なか卯」の4チェーンである。
これらを比較すると、5グラム超えのメニューの割合が高いのは、「すき家」「松屋」「なか卯」「吉野家」の順。とりわけ「すき家」は、中華チェーンに匹敵する割合だ。この意味では、牛丼を食べたいなら、この逆の順番で、と言えるのかもしれない。ただ、
「注意しなければいけないのは、みそ汁の扱いです」
とは横浜創英短大の則岡孝子・名誉教授(栄養学)。
「みそ汁には1杯で2グラム程度の塩分が入っている。また、豚汁はみそ汁と比べて具が多く、その分、味が薄まるので、さらに味噌の量を多くする傾向にある。これらを合わせて注文すると、一気に1食の塩分量が上がってしまいます」
確かにこれらを付ければ、1食5グラム超えのメニューは相当量増えるであろう。
他方、ファミレスやカレー店は、比較的、塩分量は少ない。
が、もちろんその中でも差があって、まず、塩分が高いのは、「バーミヤン」。これは中華系のファミレスだから、当然と言えば当然か。12・3グラムと今回の表の中での最高値を示した「バーミヤン定食」もあるし、驚くのは、「おこさまメニュー」のはずの「ラッキー中華セット」でも、7・1グラムの数値が出てしまっている点である。
逆に、“好成績”を収めたのは、イタリアンレストランの「サイゼリヤ」とカレーの「CoCo壱番屋」。5グラムを超えるメニューの割合は1割を切っている。
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