「食べてはいけない超加工チルド食品」実名リスト 危ない“ピザ”“ハンバーグ”etc.
インド産の添加物から「ダイオキシン」「除草剤」
「増粘多糖類」も多くの商品に使われている。
「増粘多糖類の中に、グアーガムというものがあります。マメ科のグアーの種子から得られる多糖類が主成分で、主産地はインドとパキスタン。特にインドは、世界中で使われているグアーガムのうち、80〜90%を生産しています。グアーガムは増粘多糖類の中でも安価なため、例えば、07年には年間2500トンが輸入され、様々な食品に、増粘、乳化などの目的で大量に使われています」
と、厚生労働省第8版食品添加物公定書検討会構成員で元鈴鹿医療科学大学薬学部客員教授の中村幹雄氏は解説する。
「インド産のグアーガムから、高濃度のダイオキシン及びペンタクロロフェノール(PCP)が検出されたことがありました。インド産ですが、パキスタンに近い場所で作られたグアーガムで、そこは元々、除草剤を大量に撒いていた土地だった。ちなみに、PCPは、日本では農薬登録が抹消されている除草剤。我々も日本食品分析センターでグアーガムを調査したことがありますが、多かれ少なかれPCPが検出されました」
リストに掲載された商品を出している会社に、添加物の蓄積や混合による影響についての見解を問い合わせたところ、例えば、伊藤ハムは、
「食品添加物の使用については、食品衛生法等の国の基準に則って、商品の製造を行っております」
との回答を寄せた。
(2)へつづく
[3/3ページ]