「食べてはいけないレトルト食品」ランキング カレー、パスタソースに注意!?
食べてはいけない「レトルト食品」「お菓子」実名リスト(1/2)
「超加工食品」の摂取量が増えるとがんリスクも上昇する――衝撃的なデータが書かれた論文を元に、本誌(「週刊新潮」)は食べてはいけない商品の徹底調査を敢行した。今回は身近な「レトルト食品」と「お菓子」をチェック。買い物に必携の実名リストをお届けしよう。(以下は「週刊新潮」2019年2月7日号掲載時点の情報です)
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日本人の2人に1人がなるがんから逃れるにはどうしたらいいのか。誰もが抱く不安に応えようと、世には膨大な情報が氾濫している。その選択肢は千差万別で戸惑う人も多いだろう。
そこで週刊新潮では、誰もが手軽にがんのリスクを低減できる術を紹介した。その方法はいたって簡単、パンやインスタント食品などの「超加工食品」をできるだけ食べないこと。これらの摂取量が増えると、がんの罹患率が上昇するという衝撃的なデータがあるからだ。
ここで簡単におさらいしておこう。参考にした研究論文は昨年、フランスのパリ第13大学の研究者たちが、世界四大医学雑誌の一つに数えられるBMJ(ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル)誌に発表したもの。食事における超加工食品(ultra-processed food)の摂取割合が10%増加すると、がんリスクが12%有意に上昇したという内容で、乳がんリスクも11%増加した。
大腸がん、前立腺がんとの関連は認められなかったが、調査対象者は、18歳以上の10万4980人(年齢中央値42・8歳)で、追跡調査の期間は2009年から17年までの8年間。対象者は食事記録を継続してつけ、がんなどの病を患った場合は必ず報告が上がる仕組みの下で実施されたという。
特筆されるのは、巷に溢れる食品を仕分けするために、この論文が使った「NOVA分類」という概念だ。掲載の表をご覧いただくと明解だが、注目すべきはグループ4の超加工食品だ。これらに特徴的な化学調味料や香料をはじめとする食品添加物など(以下、「超加工用添加物」)は、〈グループ1の食品や家庭料理の風味を模倣したり、最終加工品の不快な食感を隠したりする目的〉などで使用され、〈それぞれの食品における成分は健康被害が起きないように当局が管理をしているが、それらの蓄積による影響や混合による影響の多くは分かっていない〉とある。すなわち、がんの罹患リスクが増大するという研究結果の背景には、超加工食品の多くに複数の添加物などが含まれていることが影響している可能性がある、と示唆しているのだ。
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