スパイというと、007=ジェームズ・ボンドをイメージする人がいまだ多いかもしれない。超高級車「アストン・マーチン」を乗り回し、高級リゾートホテルに泊り歩き、世界中の美女たちと遊び、お金を湯水の如く使う。その報酬は一億円か二億円か。それ以上か。
しかし、実際のスパイが幾らぐらいの報酬をもらっているかはまず明かされることはない。無論、CIAやMI6が統計を発表することもない。スパイの報酬はまさにトップシークレット中のトップシークレットである。
そのトップシークレットを明らかにしてくれたのは、「インテリジェンスの達人」というべき元外務省主任分析官の佐藤優氏である。...
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ジェームズ・ボンドの正体は鳥類学者だった! 世界一有名なスパイの意外なルーツ
「世界一有名なスパイは?」と聞かれ、誰もが思い浮かべるのは、映画「007」シリーズのジェームズ・ボンドだろう。
英国秘密情報機関MI6の腕利きスパイで、女性に目がないという設定だ。原作者のイアン・フレミングは、第2次世界大戦中に実際に自身が特別工作任務についていたのだとか。
そんな彼が、物語の主人公の名前を決める際に「できるだけ平凡な名前を」ということで付けたのが、あの「ジェームズ・ボンド」なのだという。
だが、その平凡な人のはずの「本物のボンド」氏の職業が実に意外なのだ。...
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